賃貸退去トラブル事例を大家・賃貸人双方から調べてみました

投稿者: | 18/07/2023

家財整理センターでは、遺品整理、生前整理、ゴミ部屋の清掃など多岐にわたるサービスを提供しています。専門のスタッフが、お客様の大切な思い出や空間を心を込めて整理・清掃いたします。ニーズに合わせた丁寧で迅速な対応を心がけています。コラムでは、整理整頓のコツやお役に立つ情報を定期的に配信し、安心してご利用いただけるよう努めております。

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賃貸退去のトラブルの原因元である大家さん側と賃貸人双方から起きますのでこの両面から情報を収集しまとめました。消費生活センター(上部組織:国民生活センター)の寄せられたトラブル件数は、年々増加傾向にあるとのデータです。消費生活センターでは、消費者に”住み始める時から、「いつか出ていく時」に備えておこう“をキャッチコピーで啓蒙しています。

大家さんに起因する退去トラブル

賃貸退去に関するトラブルはさまざまな原因によって発生することがあります。以下に、消費生活センターに寄せられた大家さん側の原因によるトラブルの一部を挙げます。

  1. 敷金の不当な引き留め: 大家さんが、適切な理由なく敷金を不当に引き留める場合があります。敷金は、退去後の清掃や修繕費用などに充てるためのものですが、契約違反や明らかな損壊がない場合には、適切な範囲内でしか引き留めることはできません。
  2. 解約時の手数料: 退去時に大家さんが解約手数料を請求する場合があります。しかし、契約書や借家契約法に明記されていない場合や、法的な根拠がない場合には、手数料の請求は不当です。
  3. 契約内容の変更: 退去時に大家さんが一方的に契約内容を変更しようとする場合があります。たとえば、敷金の増額や退去日の変更などです。契約書に基づいての変更でなければ、大家さんの一方的な変更は無効となります。
  4. 傷害賠償請求の過剰な額: 大家さんが、退去時に通常の使用による傷みや摩耗も含めて、過剰な傷害賠償請求を行う場合があります。賃貸住宅では、通常の使用による傷みは借主の責任ではなく、大家さんが負担すべきものです。

これらの問題は、契約書や借家契約法に基づいて対処されるべきです。もし大家さんとのトラブルが発生した場合は、消費生活センターや行政機関に相談することで、適切なアドバイスや解決策を得ることができます。また、法的な問題がある場合には、弁護士や法律専門家の助言を求めることも重要です。

入居者に起因する退去トラブル

賃貸の退去トラブルはさまざまな形で発生することがあります。以下にいくつかの事例を挙げます。

  1. 故意的な損害: 賃借人が退去する際に、意図的に物件を損傷する場合があります。例えば、壁や床に穴を開けたり、タバコの焦げ跡や染みを残したりすることがあります。これは保証金の返還を巡る問題となります。
  2. 清掃不備: 賃借人が退去する際に、清掃が不十分な状態で物件を返す場合があります。例えば、ゴミや埃が残っていたり、キッチンや浴室などが汚れている場合です。これにより、オーナーや管理会社が追加の清掃費用を請求する可能性があります。
  3. 家具や備品の不法持ち出し: 賃借人が退去する際に、家具や備品を不法に持ち出す場合があります。これは盗難行為となります。賃借人は、賃貸契約で定められた家具や備品を元の状態で返す責任を負っています。
  4. 定められた期間内の退去: 賃貸契約で定められた期間が終了する前に、賃借人が退去する場合があります。これは解約違約金の支払いや未払い家賃の問題を引き起こす可能性があります。
  5. 未払い家賃: 賃借人が退去する際に、未払いの家賃がある場合があります。これにより、オーナーや管理会社が未払いの家賃の回収を求めることになります。

これらは一般的な事例であり、賃貸の退去トラブルは個別の状況によってさまざまな形で発生する可能性があります。退去時の契約書や法的な規定に基づいて適切な対応を行うことが重要です。トラブルの解決には、賃借人とオーナーや管理会社の間での交渉や、必要に応じて法的手続きが行われることもあります。

国民生活センター賃貸住宅トラブルページより

  • 賃貸アパートを退去後、原状回復費用の清算書が届いた。入居時から傷ついていた床等の原状回復も求められ納得いかない。
  • 10年以上住んだ賃貸アパートを退去したらクロスの張替えなど高額な原状回復費を請求された。全額支払う必要があるのか。
  • 6カ月居住した賃貸アパートを退去した。玄関の壁紙のわずかな傷で全面の張替え費用を請求され不満だ。
  • 管理会社の了解を得て賃貸マンションの光回線工事をしたが、退去時に、工事は許可していないと言われ、原状回復費用を請求された。
  • 賃貸マンションを退去したところ、高額なハウスクリーニング代を請求された。納得できない。
  • ※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。
国民生活センター 賃貸住宅の賃貸トラブル

国民生活センターから消費者へのアドバイス

  1. 契約する前に、契約内容の説明をよく聞き、契約書類の記載内容をよく確認しましょう。
  2. 入居する時には、賃貸住宅の現在の状況をよく確認し、記録に残しましょう。
  3. 入居中にトラブルが起きたら、すぐに貸主側に相談しましょう。
  4. 退去時には、精算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。
  5. 納得できない場合やトラブルになった場合は消費生活センター等に相談してください。

*消費者ホットライン「188(いやや!)」番最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

国民生活センターの賃貸トラブル報告書より

敷金返還や修理代請求トラブルの無料相談先

入居者さんが退去のトラブルで相談したい場合は最寄りの消費生活センターのご利用がお勧めです。消費生活センターは、消費者トラブルの解決や消費者保護に関する相談に応じる行政機関です。相談は無料で受け付けており、専門の相談員が丁寧に対応してくれます。相談には、電話やメール、直接窓口での相談など、様々な方法があります。また、一部の消費生活センターではオンライン相談も受け付けている場合がありますので、自分に合った方法で相談することができます。こちらのコーナーで解説

賃貸契約において、敷金返還や原状回復に関するトラブルは比較的よく発生します。これらのトラブルを解決するための一般的な手順を以下にまとめました。

1. 契約内容の確認

  • 手順: 賃貸契約書と原状回復に関する特約を確認します。契約書には、敷金返還や原状回復に関する具体的な条件が記載されていることが多いため、まずはその内容を把握しましょう。

2. 現状確認と記録

  • 手順: 退去時の物件の状態を詳細に記録します。写真やビデオを撮影しておくと、後でのトラブル防止に役立ちます。特に、入居時の状態と比較できる資料がある場合は、それを基に現状を確認します。

3. 敷金返還の請求

  • 手順: 退去後、家主または管理会社に対して敷金の返還を求めます。この時、敷金から差し引かれるべき項目や金額について詳細な説明を求め、必要であれば請求書を発行してもらいましょう。

4. 交渉と話し合い

  • 手順: 敷金の返還額や原状回復費用に納得できない場合は、家主や管理会社と直接交渉を行います。この際、根拠を明確にして相手に説明することが重要です。交渉の際には、感情的にならず、冷静に話し合うよう心掛けましょう。

5. 第三者の介入

  • 手順: 交渉が難航した場合、第三者の介入を求めることができます。例えば、自治体の消費生活センターや、弁護士、不動産トラブルに詳しい専門家に相談することが考えられます。また、調停や仲裁を利用することで、解決に向けたアドバイスや調停を受けることもできます。

6. 法的手段の検討

  • 手順: 話し合いや調停でも解決が難しい場合、法的手段を検討します。敷金返還や原状回復の問題については、簡易裁判所での訴訟を起こすことができます。この際、弁護士に相談して、訴訟の可能性や費用、手続きについて確認しましょう。

7. 問題解決後のフォローアップ

  • 手順: 問題が解決した後は、その結果を文書で記録しておきましょう。返還された敷金や支払った原状回復費用の領収書を保管し、将来の参考にします。また、同様のトラブルを避けるために、次回の賃貸契約時には契約内容をより慎重に確認するようにしましょう。

消費生活センターの上手な利用法

ご利用者の中には、消費者センターの相談員に対して「役に立たない」という不満の声があることも事実です。特に、期待する回答が得られなかったり、問題解決が思うように進まなかったりすると、そうした不満が生じやすくなります。しかし、消費者センターは中立的な立場でアドバイスを提供しており、全てのケースで希望通りの結果を得られるわけではありません。そのため、現実的な期待を持ち、冷静に対応することが大切です。

消費者センターを利用する際には、冷静かつ効果的に対応することが重要です。以下に、消費者センターの上手な利用の仕方についてのポイントをまとめました。

1. 冷静に対応する

  • ポイント: 消費者センターに相談する際には、感情的にならずに冷静に対応することが大切です。感情的な訴えは問題解決を難しくすることがあり、相談員とのコミュニケーションがスムーズに進まなくなる可能性があります。

2. 説明資料を整える

  • ポイント: 相談する内容に関連する契約書、請求書、メールのやり取りなどの証拠資料を整えておくことが重要です。これらの資料をもとに、具体的な事実を整理し、論理的に説明できるように準備しましょう。これにより、相談員が状況を正確に把握しやすくなります。

3. 相談内容を整理する

  • ポイント: 問題の経緯や具体的な相談内容を事前に整理し、要点を簡潔に伝えられるようにしておきましょう。無駄な情報や枝葉末節にこだわらず、核心となるポイントを明確に伝えることが、効果的な相談の第一歩です。

4. 中立的な回答を期待する

  • ポイント: 消費者センターは中立的な立場で問題解決をサポートします。相談者にとって不利な情報や、期待する結果が得られない場合もあります。そのため、消費者センターが常に自分の立場を支持してくれるわけではないことを理解し、現実的な期待を持つことが重要です。

5. 法的知識や手続きを把握する

  • ポイント: 消費者センターは、問題解決に向けた法的な助言や手続きを教えてくれることがあります。基本的な消費者保護の法律や手続きについて、予め理解しておくと、相談がよりスムーズに進みます。

6. 問題解決の選択肢を理解する

  • ポイント: 消費者センターは、法的手段だけでなく、和解や調停など、さまざまな解決方法を提案してくれることがあります。自分の求める結果に最適な解決方法が何かを相談員と一緒に考えることが、問題解決への近道です。

7. 相談員の指示に従う

  • ポイント: 相談員が提案する解決策や次のステップに従って行動することが大切です。相談員は豊富な経験と知識を持っており、彼らの指示に従うことで、問題解決の可能性が高まります。

8. 相談後のフォローアップ

  • ポイント: 相談後も、自分自身で問題の進捗を追跡し、必要に応じて再度相談することが求められます。解決が長引く場合もありますので、粘り強く対応し、進展がない場合は適切なタイミングで再度相談することが重要です。

これらのポイントに注意することで、消費者センターをより効果的に活用し、トラブルを解決するためのサポートを最大限に受けることができます。

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