え、この古家…解体するのに、なんで荷物を片付けなくちゃいけないんだ?お金ないよ」

0d8ed046 e33c 410f 974b cc4f10898076 家財の仕分け・廃棄・配送

家に久しぶりに入ってみたら、「これ…もう住めないよね?」という状態。
なのに、周りからは“まず荷物の片付けを”と言われる。
「いや、ちょっと待って。どうせ壊すのに、なんで先に片付け?」
そんな理不尽さにモヤモヤしている方へ。

古くなった実家に入った瞬間、
「これ、もう解体するしかないでしょ…」
と肩が落ちることがあります。

壁はたわみ、床は沈み、雨漏りの跡。
強い地震が来たらどうなるかわからない家。
とてもじゃないけれど、“片付けて住める状態”ではない。

なのに、いざ手続きを進めようとすると、
周りは口を揃えてこう言うんです。

「まず中の荷物を空にしてからですね」

──いやいや。
これ、どうせ壊すんだよね?
家そのものを残す気なんてないのに、
なんで先に片付けなんて必要なの?
お金だってないのに。

そうボヤきたくなるのは当然です。

実際、多くの人が同じ壁にぶつかっています。

・家は解体予定
・でも中の荷物は“空にしてください”と言われる
・片付け費用が数十万円
・解体費用も別でかかる
・相続や税金の手続きも残っている

これ、普通に考えると
負担が重すぎます。

そして厄介なのは、
「家を壊すなら中身ごと全部まとめて処分してくれるんでしょ?」
と思っていたら、
現実はそうじゃないということ。

解体業者さんは建物を壊すプロ。
家の中の“家財道具やゴミ”は、また別の取り扱いになります。
分別が必要で、リサイクル対象もあって、
行政ルールもあるので、建物と一緒にはつぶせない。

こうして、
「壊す前の片付け」
という誰も喜ばない作業だけが、
なぜか相続人に押し寄せてしまう。

しかも、
古家の中ほど“荷物の量が読めない”家はありません。
何十年分か分からない生活の痕跡がそのまま残っている。
押し入れの奥、床の間、離れ、小屋……。
開けてみるまで何があるのか分からない。
費用の想像すらつかないこともよくあります。

「どうせ壊すのに、なんでこんなに手間もお金もかかるんだろう」
そう思うのは自然な反応です。

まずは、
“あなたが悪いわけじゃない”
ということだけ伝えておきたい。

この面倒な仕組みは、
あなたが作ったわけじゃありません。
誰も教えてくれなかっただけなんです。

【古家の家財処分でお金を出したくない人が選べる3つの方法】

古家を壊す前に「まず中身を空にしてください」と言われて、
ため息が出ることがあります。
解体費だけでも大きいのに、
さらに家財処分まで用意するとなると
「そんなお金ないよ……」が本音だと思います。

でも実は、
“自分で費用を出さずに進められる方法” がいくつかあります。
順番に、わかりやすく説明します。


① 不動産会社に相談して「ゴミ付き・家具付き」で売ってしまう

実はこれ、最近かなり増えています。

家の中の荷物をそのまま残した状態で売却する方法です。
もちろん「何もかもそのままでいい」という意味ではなく、
必要な物だけ先に持ち出す必要はありますが、
大きな家具や処分が大変な物は置いたままで構いません。

この場合、
片付けにかかる費用は 売却代金から差し引かれる 形になります。
つまり、手元から現金を出さずに進められる ことが多いのです。


② 売買契約の「手付金」で片付け費用をまかなう

もう一つの方法がこれ。

売却が決まると、通常は買主から 手付金 が入ります。
その一部を使って、
先に家財処分を行うケースも珍しくありません。

いきなり全額を用意する必要がないため、
「支払いのタイミングが合わない」という問題が解消されます。


③ 明け渡し日に合わせて業者を呼び「決済後の後払い」にする

不動産会社の担当者とスケジュールを調整し、
売買が成立して 明け渡し日が決まってから片付けを行う方法 です。

この場合、
代金は 最後の決済が終わってから 支払う形になります。

つまり、
“片付け → 引き渡し → 決済 → 支払い”
という流れで進むため、
「お金が先にないと動けない」という心配がありません。


古家の家財処分は、
「お金が無いから無理」
「解体費用だけで手一杯」
という方が非常に多いです。

でも、
● ゴミ付き売却
● 手付金での支払い
● 決済後の後払い
こうした方法を知っているだけで、
負担がまったく違ってきます。


当社への相談・お問合せ

解体前の荷物の量を見て、ため息が出るのは当たり前です。
「どう進めればいいのか分からない…」という段階でも大丈夫。
片付けと解体の順番や費用感など、まずは状況だけ伺います。
依頼するかどうかは、話を聞いてからで構いません。

タイトルとURLをコピーしました