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孤独死の遺品整理。大家さん・保証人とご親族は、どう対応する


孤独死のケースでは、連帯保証人や大家さんが遺品整理を行うことがありますが、これは様々な法的・実務的な課題が伴います。しかし、孤独死された場合は、音信不通などの場合で親戚の方がご遺体の引き取りをしない、また、相続を受けないなどのケースもあります。このような場合は、賃貸の連帯保証人や大家さんで遺品整理を行います。

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法的な責任と手順

連帯保証人の責任

孤独死が発覚した後、連帯保証人は賃貸契約に基づき、残りの家賃や修繕費用などの支払いを請求される可能性があります。
連帯保証人が遺品整理を行うこともありますが、これは法的には義務ではありません。ただし、実際の手続きを円滑に進めるために協力することがあります。

大家さんの役割

大家さんは物件の管理責任がありますが、遺品整理に関しては基本的には遺族や相続人の責任となります。
遺族や相続人が不明の場合や連絡がつかない場合、大家さんが遺品整理を代行することがあります。

《法定相続人の役割・責任》

孤独死の場合、相続人は遺品整理の義務を負うとともに、賃貸物件の権利・義務も継承します。これには、賃貸借契約の解約手続きや未払いの家賃の清算が含まれます。相続人は物件を明け渡すために、遺品整理を行い、室内を原状回復する責任があります。

実務的な手順

遺族や相続人の確認が行われます

孤独死が発生した場合、まずは警察が遺族や相続人を確認し、連絡を取ります。遺族や相続人が対応できない場合、連帯保証人や大家さんが次のステップを取ることがあります。

《相続人(こ親族)の注意すべきこと》
孤独死の場合、相続人(故人の親族)はご遺体の引き取りを拒否することができます。この場合、ご遺体は市町村の役所が処理します。ただし、遺品と賃貸物件の権利・義務は相続人に引き継がれることになります。相続人が遺品整理や賃貸契約の解約手続きを拒否しても、正式に相続放棄の手続きを行わない限り、未払いの家賃や部屋の修繕費などの支払い義務を負うことになります。相続放棄は、被相続人の死亡を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。相続放棄が受理されると、相続人は遺産だけでなく負債も含めた一切の相続を放棄することができるため、賃貸物件に関する支払い義務も免除されます。したがって、遺品整理や賃貸契約の義務を避けたい場合は、速やかに相続放棄の手続きを行うことが重要です。専門家に相談することで、適切な対応が可能となります。

遺品整理の手配がおこなわれます

孤独死が発生し、遺族や相続人が見つからない場合、大家さんは遺品整理業者を手配して部屋の清掃や遺品の処分を行います。この際の費用は、通常は故人の遺産から支払われます。しかし、遺産が不足している場合や全くない場合、大家さんや連帯保証人がその費用を負担することがあります。遺品整理業者は、専門的な技術と知識を持っているため、適切に遺品を整理し、必要に応じてリサイクルや廃棄を行います。大家さんが費用を立て替えた場合、後に遺産から清算することができる場合もありますが、それが不可能な場合は自己負担となります。連帯保証人は賃貸契約に基づき、未払いの家賃や修繕費用を含む諸費用を負担する責任があるため、遺品整理の費用も一部負担する可能性があります。このような状況に備えて、契約書の内容を事前に確認し、必要であれば法的助言を受けることが重要です。

法的手続きが行われることも

遺品整理後、残された遺産については、ご遺族が対応しない場合、法的手続きに従って処理されます。まず、遺品整理が完了したら、遺産の内容を確認し、現金や預金、不動産などの資産を把握します。これに基づき、家賃の未払い分や部屋の修繕費用が遺産から清算されます。もし遺産がこれらの支払いに十分でない場合、不足分は連帯保証人に請求されることがあります。連帯保証人は、賃貸契約に基づき未払い家賃や修繕費用などの負担義務を負っているためです。連帯保証人がいない場合、大家さんが費用を負担することになりますが、この場合も法律に従って処理が進められます。いずれにせよ、こうした手続きは適切かつ迅速に行う必要があり、法的なアドバイスを受けることが推奨されます。専門家の助けを借りることで、遺産整理や費用の請求手続きがスムーズに進められます。

孤独死の遺品整理は、当社専門チームにお任せ

家財整理センターは、孤独死の現場で遺品整理を行う専門業者です。遺品整理とは、亡くなった方の家に残された物品を整理し、必要なものを遺族に引き渡し、不要なものを適切に処分することです。遺品整理は遺族自身で行うことも可能ですが、時間や体力、感情面での負担が大きいため、専門業者に依頼することが多くなっています。
家財整理センターでは、経験豊富なスタッフが丁寧に作業を行い、遺品の一つ一つに敬意を持って対応します。故人の思い出が詰まった品々を慎重に扱い、遺族の希望に沿った形で整理を進めます。遺品の整理には、専門的な知識や技術が必要な場合も多く、家財整理センターでは適切な方法で遺品を整理し、環境にも配慮した処分を行います。
また、遺品整理を通じて遺族の方々がスムーズに次のステップに進めるよう、心理的なサポートも提供します。遺品整理の過程で、故人の生前の思い出を大切にしながら、遺族が新しい生活に向けて前進できるよう支援します。

家財整理センターのサービスは、遺品整理だけでなく、清掃やリフォーム、特殊清掃など、関連する様々なサービスも提供しています。孤独死の現場で発生する特有の問題に対しても、専門的な対応が可能です。

遺品整理に関するお困りごとは、ぜひ家財整理センターにご相談ください。プロフェッショナルな対応で、遺族の負担を軽減し、安心して遺品整理を進めるお手伝いをいたします。どんな状況でも、誠実かつ丁寧に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。ただ、当社では、全国で営業しておりません。埼玉・東京と千葉・神奈川・群馬一部で営業になります。

孤独死の遺品整理ご利用事例

ご依頼をいただいたのは、福島の実家から上京したお兄さんでした。弟さんは都内の会社に勤務しており、無断欠勤で冷帯にも連絡がつかないことで不審に思い、会社の上司が警察官と立ち会い、部屋に入り発見されたということでした。その後、警察による検視が終了し、松戸市で荼毘に付された後、遺品整理と部屋の退去掃除のために当社に依頼がありました。

アパートの管理会社からの連絡で、一階の比較的新しいワンルームのお部屋に伺いました。お客様は単身者で、家具らしきものは見当たりませんでしたが、生活の最低限なものやコンビニ弁当のゴミが散らかっていました。管理会社からは、青森の実家の電話番号を教えていただき、遺品の片付けや代金のやり取りは実家の親とお願いするようにとのことでした

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