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任せて安心、でも注意が必要!遺品整理とゴミ屋敷片付けの落とし穴

一日で終える遺品整理やゴミ屋敷の片付けであれば現地で立ち会いながら監視するのも可能ですが、一軒家の遺品整理では通常3日から5日、ゴミ屋敷の場合は1日から15日以上かかることもあります。こうした長期間の作業では、業者との定期的なコミュニケーションと進捗確認が特に重要です。
管理と監視が必要な理由は、作業が契約通りに進んでいるか確認し、問題や変更を早期に発見するためです。貴重品や重要書類の取り扱い、料金が見積もり通りであるかなどを定期的に確認することで、トラブルを防ぎ、安心して作業を進めることができます。また、問題が発生した場合にも迅速に対応できるため、スムーズに作業が完了します。

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巷から集めた遺品整理トラブル

遺品整理のトラブルには、以下のようなケースがよく見られます。情報元は、消費生活センターと被害にあわれたお客さまやネットの口コミからまとめています。

  1. 依頼後の連絡不通
    電話で回収を依頼したものの、予定日前に何度も業者に連絡しようとしても繋がらず、最終的に他の業者に急遽依頼する羽目になった。
  2. 指示無視による処分
    分けておくように指示していた遺品が、業者によって勝手に処分されてしまった。
  3. 前金詐欺
    前金で支払いを要求されたが、作業の途中で業者が現れなくなり、その後連絡が取れなくなった。
  4. 契約後の連絡不通
    現地で見積もりと契約を行ったものの、作業日には業者が現れず、連絡も取れなくなった。
  5. 未完了作業
    作業が完了したとの報告を受けたが、実際にはいくつかの箇所が未完了で、再度連絡しようとしても業者と連絡が取れなくなった。

これらのトラブルを避けるためには、信頼できる業者を選び、契約内容をしっかり確認するとともに、作業の進捗を定期的に確認することが重要です。

業者とのトラブル防止は4つ

業者とのトラブルを避けるためには、トラブルの事例を以下の4つの対策が有効です:

  1. いい加減な業者を選ばない
    信頼できる業者を選ぶためには、口コミや評判を確認し、過去の実績を調べることが重要です。業者の信頼性を確認するために、適切な資格や許可があるかもチェックしましょう。
  2. 代金を前払いしない
    全額の前払いを要求される業者には注意が必要です。信頼できる業者は、作業開始前に部分的な前払いを求めることはあっても、全額を前払いすることは少ないです。契約内容をよく確認し、支払い条件を明確にしておくことが大切です。
  3. 会社・本人の身元を確認する
    依頼する業者の会社名や担当者の身元を確認し、正当な企業であることを確認することが必要です。名刺や会社の連絡先、所在地などを確かめ、信頼性の高い業者を選びましょう。
  4. 契約後も放置しない
    契約を結んだ後でも、業者とのコミュニケーションを密に保ち、作業の進捗状況を定期的に確認することが重要です。問題が発生した場合には早期に対応し、作業が契約通りに進んでいるか確認しましょう。

具体的な管理・監督の見本例

業者に遺品整理やゴミ屋敷の片付けを依頼する際、適切な管理・監督が必要です。以下は、具体的な管理・監督の見本例です。これを参考にすることで、スムーズに作業を進め、トラブルを未然に防ぐことができます。

1. 作業日の確認

作業日が近づいた際には、業者に対して確認の電話をかけると良いでしょう。例えば、以下のように伝えます: 「確認ですが、初日は〇月〇日の10時スタートでよろしいでしょうか?私たちも10分ほど前には現地に到着する予定です。よろしくお願いします。」このように事前に確認を行うことで、双方の日時の認識を合わせることができ、スムーズな作業開始を確保できます。連絡が取りやすく、両者のタイミングが合っていることが安心材料となります。確認の電話は、作業日の3日前や前日に行うと良いでしょう。

2. 作業場の注意点の確認

作業日または作業日前には、現場の特別な注意点についても確認しておくことが重要です。例えば: 「エレベーターと通路の養生について、管理会社から念押しされましたので、作業中に養生をお願いします。」または「駐車は〇番に指定しておきましたので、管理人さんからトラックナンバーを申告してほしいとのことです。よろしくお願いします。」これにより、作業がスムーズに進むよう配慮が行き届きます。

3. 作業の進行中の確認

作業が進行中には、定期的に電話で確認することが望ましいです。例えば: 「作業は特に問題なく進んでいますか?」や「隣近所から引越し先について聞かれたりしていませんか?もし聞かれた場合は、打ち合わせ通りに対応してください。」このように進捗状況を確認することで、問題の早期発見や対応が可能になります。

4. 作業終盤の確認

作業が終わりに近づいた際には、最終確認を行います。以下のような確認が有効です: 「作業後に何か探し物が見つかりましたか?」または「貴重品などが見つかりましたか?」そして「完了日は、当初の予定通りで問題ありませんか?最終的に予定通りに終了できるよう、準備しています。」この段階での確認により、作業が完全に終了しているか、契約通りに実施されたかを確認できます。

このように、現地に足を運ばなくても電話やメールでの確認を通じて、作業の進行状況を把握し、問題があれば早期に対処することが可能です。適切なコミュニケーションと確認により、業者とのトラブルを未然に防ぎ、安心して作業を任せることができます。

お客さまが業者を上手に管理・監督するポイント

遺品整理やゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際、お客さまが適切に管理・監督するためのポイントと、避けるべき方法について以下にまとめました。

上手な管理・監督のポイント

  1. 細かい指示を避ける 業者はプロフェッショナルであり、専門知識と経験を持っています。そのため、細かい指示を行う必要はありません。大まかな指示をし、専門的な作業や決定は業者に任せることが重要です。業者が自分の能力を発揮できるよう、信頼して任せる姿勢を持つことが大切です。
  2. 進捗をそっと確認する 作業が進行中の際には、頻繁に干渉せず、適切なタイミングで進捗状況を確認するのが最良です。業者の能力を信頼しつつ、時折進捗を把握することで、スムーズな作業進行が保たれます。過度に干渉すると、業者の作業効率が低下する可能性があります。
  3. お任せの姿勢を大切にする 業者の専門知識や経験を尊重し、過度な干渉を避けることで、業者が本来の力を発揮できる環境を整えることができます。信頼して任せる姿勢が、作業の円滑な進行につながります。業者が最大限のパフォーマンスを発揮できるようサポートすることが、結果的に良い結果を生み出します。

避けるべき管理・監督の方法

  1. 現地でのスタッフへの直接指示 現地で、責任者を通さずにそばにいるスタッフに直接指示を出すのは避けるべきです。必ず、現場の担当者または責任者を通して指示を伝えるようにしましょう。これにより、指示が正確に伝わり、作業の混乱やミスを防ぐことができます。担当者が全体の流れを把握しているため、適切な対応が期待できます。
  2. 無断で作業区域に立ち入る 作業が進行中の現場に、許可なく無断で立ち入ることは避けましょう。業者は作業エリアを適切に管理しているため、無断で立ち入ると作業の流れや効率が損なわれる可能性があります。安全面や作業効率を考慮し、業者の指示に従うことが重要です。
  3. 適切な連絡手段を使用しない 業者との連絡を、メールや電話などの正式な手段ではなく、口頭での指示や非公式な連絡手段で行うのは避けましょう。連絡内容が記録として残らないと、後で誤解やトラブルが発生する可能性があります。正式な連絡手段を使用し、記録を残すことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
  4. 作業の進行状況を逐一確認しすぎる 作業の進行状況を頻繁に確認しすぎるのも避けるべきです。過度な干渉は業者に対して不信感を与え、作業効率を低下させる可能性があります。業者を信頼しつつ、適切なタイミングでの確認に留めることで、円滑な作業が行われます。

これらのポイントに注意し、業者との適切なコミュニケーションと管理を心掛けることで、遺品整理やゴミ屋敷の片付けがスムーズに進みます。

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