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実録・遺品整理体験談-川口市で父の遺品整理で疲労困憊

一般社団法人家財整理センター編集部で一般公募により体験談を寄稿していただき掲載したものです。
遺品整理時期:2016年11月5日
どなたの遺品を整理しましたか?:父親
遺品整理にかかった時間(日数):8か月
文章は、、ご本人からいただいたそのままを掲載しております。また、掲載の写真は、イメージです。

父の遺品整理で疲労困憊

父親の遺品整理にこんなに時間がかかるとは思ってもみなかった。四十九日が終わってから遺品整理に取り掛かった。父親の家は60年以上も経つ大きな2階建てで、モノを捨てるのが嫌だった父親は、電化製品から使いふるしの家具まで、ありとあらゆるものを残していた。遺品整理は予定では2か月もあれば十分と思っていたが、気が付くと3か月たっても思いの半分も整理できていなかった。

遺品整理には時間が掛かかる

私は61歳で定年退職し、毎日家にいて時間の余裕もあったので、体力的にもまだ大丈夫だと思って自分一人で遺品整理を始めた。しかし、こんなにも遺品整理に時間を取られるとは思ってもみなかった。

その原因の一つは、大量の遺品というか、ガラクタの仕分けとそれに続く梱包等に多くの時間を取られるのが分からなかったことだ。最初は、仕分けがやりやすい衣類や大きな家具等で、使えないモノから処分を始めた。

衣料等は軽トラックで2杯分、布団の類を入れると3杯分にもなった。全て捨てようと思っていたが、予想外に時間がかかったのは、仕分け、荷物の梱包、二階からの荷下ろしだった。衣類は小分けにして紐で縛ったり紙袋に入れたりし、2階のモノは投げ下ろしたりしたが、指定のゴミ集積場にもって行くのに2か月近くもかかってしまった。
大げさではなく、毎日3時間程度の時間を割いたが、こんなにも時間を取られるものかと思った。
また、家具の処分にも時間がかかった。安物の箪笥が何本もあり、大きな一間物は壊して木屑にし、小さなものはそのまま集積場に運んだりするだけでも1か月かかった。

2階から1階まで荷物を降ろす作業は少量しか運べず、足元に注意しなければならなく嫌になってしまった。60歳を過ぎて、ハンマーやのこぎりを使って家具を取り壊す作業は、重労働で時間がかかる。そのうえゴミ集積場への持ち込みの際には数多くの分別作業があり、可燃物か不燃物か、アルミか鉄かなどの仕分けも一苦労だ。
ステレオなどの昔の電化製品は重く、3台もあると、月に一回の収集日では3回もかかってしまう。大きな家電の洗濯機などは別料金を払わなければならないので、馴染みの電気屋さんに来てもらい処分をしてもらった。しかし、家で一か所に集めるのは私の仕事なので、その場所まで持っていくのは辛い作業だ。正直なところ、家具や電化製品は手付かずのものがまだ一部残っている。

そんなこんなで時間がかかり、根気がなくなってしまった。気遣いをして処分をしなければならないものもある。

特に写真の類はどのように捨てるのか、分別も難しく、写真の整理は8割方未整理のまま嫌になっている。いらないと思われる写真は紙袋に入れて見えないようにして町指定の袋に押しこんだり、内緒で一部は燃やしたりもした。

趣味のモノの処分も時間がかかる。

父親は俳句が趣味であり、その紙の使用量は半端な量ではなく、筆だけでも20本以上、短冊等で使っていないモノは100枚近くあった。絵を描くための落書き用の裏が白い広告も、高さにして100センチ以上溜まっていた。ガラクタみたいなものの骨董の趣味もあって、高さ120センチ程の中国製の数本の甕と木造の仏像数体を骨董屋さんに持っていった。
すべて込みで3,000円。

車に梱包をして積み込んだ労力を考えれば、情けなくなるような値段だ。
そして、本の処分は梱包に時間がかかり重労働だった。何十年も前に購入した文学全集や百科事典は、高価なものが2階に置いてある。重いので数冊しか降ろせない時は、体力が消耗して怒りまで覚えてくる。知らないうちに半年が過ぎていた。

遺品整理には体力と気力がいる

遺品整理を何か月もしていると感じるのは、体力と気力がなくなることだ。最初は元気ですいすいとまではいかないが、簡単に遺品整理ができる気がした。そのうち処分の判断ができなくなり、ちょっと手間取っているうちに時間とともに体力と気力がなくなり疲労困憊してしまった。遺品を見るのも嫌になって、全部一緒くたにして処分しようかと思うが、なかなか決断ができない。
定年退職をして毎日家にいるのだが、60代も半ばになると体力もなくなり重いモノや大きな家具は一人で運べない。遺品整理から半年たった頃、体が拒否反応を起こしたようになり遺品を見るのも嫌になってしまった。


その頃、左の足や腰辺りに痺れのようなものがあり、不安になって病院で頭と背中のMRIを取ってもらった。しかし、別段の異常はなく、疲れが溜まっていたのだろうと思い、暫く休んでしまった。こまごまとしたガラクタや趣味のモノ等の判別が難しく、ほとんどいらないモノと思いながら頭を使っていると、時間が経ってしまい結局手つかずになり気持ちが萎えてしまう。


貴重品には気を使いすぎて頭が痛くなり、途中でやめてしまうこともしばしばあった。書類については、不要なものと重要なものを分ける作業は慎重を期さなければならない。ある時、不必要だと思って数十万円の定期通帳を破りそうになってしまった。
貴重品以外はお金を払って業者に頼もうかと何度も思ったが、どの業者に依頼していいのか、お金がいくらいるのかわからないので、結局は一人でずっと続けた。

父が亡くなって3年、遺品整理はまだ終わっていない

遺品整理で何とか形がついたのは、父親が亡くなってから8か月後だった。嫌になってやめてしまった時もあるので、全体の6割から7割程度しか整理ができていない。父親が亡くなって3年経つが、後はほとんど手つかずでホッタラかしたまま眺めている状態だ。
父親の家は誰も住んでいないので、一週間に一回程度行って、空気の入れ替えと簡単な掃除をする。そして、残ったガラクタを横目で見て、気が向いた時にちょっとずつ集積場にもって行くだけである。


これまでのことで疲労困憊し、無理をしないでおこうと思いながらやっているので、余計に遅々として進まない。何とか70歳迄には遺品整理をと思いながら、最近ではどうもできそうもないので、家自体を取り壊すことも考え始めている。

さてどうしようか。これからも人生の何割かを遺品整理に充てるのかと考えると嫌になる昨今である。

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