施設入所の前に揃えておきたい貴重品整理リスト“あとで困らないための片付けポイント”

Dd06d747 1711 431b aec7 abcba1a8bf6a 実家整理・施設入所

施設入所の手続きが進むと、ご家族が最も迷われるのが「どこまで持たせ、どこまで自宅に残すか」という貴重品まわりの整理です。ここでは、実務の現場で実際に確認する“抜け漏れが出やすい項目”をまとめた一覧をご案内します。ご家族の不安を減らし、後のトラブル防止にも役立つ内容です。

施設入所前で確認しておきたい「貴重品整理リスト」

1. 身分証明書・公的書類

  • 健康保険証
  • 介護保険証
  • マイナンバーカード
  • 年金手帳・年金証書
  • 障害者手帳(該当する場合)
  • パスポート(期限切れも本人確認で必要になるケースあり)

2. 金融関係

  • 通帳(複数口座の有無を必ず確認)
  • キャッシュカード
  • 印鑑(銀行印・認印の区別)
  • ネットバンキングの情報(ID・PWを書いたメモなど)
  • クレジットカード・デビットカード
  • 株・投資関連書類、証券会社の書類

3. 契約・請求に関する書類

  • 公共料金(電気・ガス・水道・電話)の契約書・請求書
  • 賃貸契約書、駐車場契約書
  • 生命保険・医療保険の証券
  • クレジットカードの明細
  • 定期購入・サブスクの控え
    ※施設入所後に「解約し忘れ」が生じやすい領域です。

4. 医療・健康関連

  • お薬手帳
  • 処方薬(種類・残量)
  • かかりつけ医・病院の診察券
  • アレルギー情報・既往歴メモ
  • 介護用の計画書(ケアプラン)

5. 現金・貴金属

  • 現金の保管場所(封筒・タンス・バッグの中など)
  • 指輪・ネックレス・時計などの貴金属
  • コレクション類(記念硬貨・切手など)
    ※持ち込み禁止の施設もあるため、事前確認が必要。

6. 自宅側で保管すべきもの

  • 不動産関連書類(権利証・固定資産税通知)
  • 車検証・自動車関連書類
  • 相続関連書類(遺言書・エンディングノート・家系図など)
  • 保険・金融の古い控え(後から必要になることあり)

7. 施設に持参する “必要最低限品”

  • 下着・衣類(着やすい素材が推奨)
  • 上履き・滑りにくい靴
  • タオル類
  • 洗面用具
  • 補聴器・入れ歯ケース・メガネ
  • 小さな思い出の品(写真など)
    ※暮らしやすさを支える大切なアイテムですが、管理しやすい量に抑えるのが安全です。

整理を進めるにあたり注意したいこと

1. 持参品と自宅保管品の線引き(施設ごとのルール確認)

リストを確認した後に、「何を持って行き、何を家族が預かるか」を整理する項目を入れると実用性が高まります。
施設ごとに持ち込み禁止品・金銭管理の方針が異なるため、ここで注意点をまとめておくと親切です。

2. 手続きに関わる書類の整理(いつ誰が使うのか)

通帳・印鑑・保険証券などは本人不在でも家族が使用する場面が出てくるため、
「誰が管理するか」「どこに保管するか」を決める手順を記載すると読み手の負担がぐっと減ります。

3. 契約・解約のチェック(見落とし対策)

施設入所後に多いのが、

  • 公共料金の解約忘れ
  • サブスクの引き落とし継続
  • 駐車場契約の放置
    などの“継続してしまう支払い”です。
    ここにまとめの注意喚起を入れると読者に非常に喜ばれます。

4. 貴重品の管理方法(紛失防止の実務)

・小分け袋の使用
・家族間の共有メモ
・写真の記録
など、紛失・誤解を防ぐための具体的な方法を添えると内容が引き締まります。

5. 施設入所後の連絡フロー(困ったときの窓口)

「何かあったらどこに連絡すべきか」を明確にしておくと、ご家族が非常に安心します。
介護施設、病院、家族間、業者などの連絡ルールをまとめると実務性が増します。

私たちがお手伝いできること

施設入所の準備は、書類の確認や荷物の仕分けだけでなく、「何から手をつけるべきか」が分かりにくく、ご家族にとって大きな負担になりがちです。私たちは、こうした不安を少しでも軽くしていただけるよう、必要に応じて次のようなお手伝いを行っています。

  • 貴重品の探索と確認作業
     通帳・印鑑・保険書類など、所在が分かりにくいものを一緒に探し、写真で状況を共有します。
  • 持参品・自宅保管品の仕分けサポート
     施設ごとのルールを踏まえ、「何を持って行き、何を自宅に残すか」の判断を整理します。
  • ご家族に代わる立ち会い・鍵預かり
     遠方にお住まいの場合や、お仕事で時間が取りにくい場合も、専任担当者が責任を持って対応します。
  • 入所後の手続きに必要な書類整理
     公共料金や保険、契約関係の控えを整理し、後の連絡・解約がスムーズになるよう整えます。
  • お部屋の片付け・不要物の仕分け
     入所に伴いお住まいを整理する必要がある場合も、状況に合わせて無理のない進め方をご提案しています。

こうした支援は、ご家族の状況に応じて柔軟に行っています。「どこまで手伝ってもらえるのか分からない」という不安がある方も、まずはご事情をお聞かせいただければ、専任担当者が丁寧に道筋をご説明いたします。

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専任担当者が丁寧にご案内します。

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