コラム:遺品整理を自分で

デジタル遺産(遺品)をわかりやすく。整理のポイントと進め方を解説

デジタル遺産は、故人が生前に使用していたデジタル媒体上に存在し、金融資産や個人情報など貴重なデータが含まれるものを指します。これらのデータには、ネットバンキングやクレジットカード情報、オンラインアカウント、個人の写真や動画、さらには遺言書や思い出のメッセージなど、様々な情報が含まれます。相続人が故人の代わりにこれらのデジタル遺産を整理する作業をデジタル遺品整理と呼びます。

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=デジタル遺品で苦労したお話=
私の父親は新しい物好きでした。父親はパソコン、タブレット、スマホを使いこなし、インターネットを効率的に使っていました。そんな父親が病気で倒れ介護施設に入居し、その3年後に父親は亡くなりました。インターネットなしには過ごせない父、そして残されたデジタル遺品について、息子である私の体験談です。読んでみる

デジタル遺産の管理・整理の進めのポイント

デジタル遺品整理は、相続人が故人のデジタル遺産を適切に管理し、貴重な情報や思い出を保護するための重要な手続きです。この作業には以下のようなポイントが含まれます。

デジタル遺品整理において、故人のデバイスが正常に起動し、相続人がアクセスできる状態を保つことが重要です。未納の料金やサービス停止を防ぐためには、料金の支払いやサービスの継続手続きを行います。また、アカウントのアクセス権を確保し、デバイスの保護とバックアップを行い、サービスの契約状況を確認します。これらの手続きを行うことで、デジタル遺産の整理作業をスムーズに進め、貴重な情報や思い出を守ることができます。

データの特定と整理

データの特定と整理は、故人のデジタル遺産を見つけ出し、整理する大切な作業です。
まず、故人が使っていたパソコンやスマートフォンなどのデバイス(電子機器)を調べます。そして、重要な情報が保存されている可能性があるメールアカウントやSNS(ソーシャルメディア)のアカウントも調べます。写真や動画などの大切なデータが保存されているかもしれません。これらの情報を見つけ出し、整理します。デバイスやオンラインアカウントを活用する代わりに、実物の書類や記録がある場合はそれもチェックします。大切なのは、故人の思い出や情報を見逃さず、適切に整理することです。

故人のデジタル情報のアクセス権の確保

故人の※デジタルアカウントにアクセスするためには、そのアカウントに設定されているパスワードや認証情報を手に入れる必要があります。これにより、相続人は故人のデジタルアカウントにログインし、重要な情報やデータにアクセスし、整理することができます。ただし、プライバシーやセキュリティの観点から、適切な手続きや法的な要件を遵守することが重要です。

※デジタルアカウントとは、ウェブサイトやアプリに登録した個人の情報が保存されている場所のことです。例えば、メールアカウント(GmailやYahooメール)、SNS(FacebookやTwitter)、オンラインショッピングサイト(Amazonや楽天市場)などがデジタルアカウントの一例です。

遺言書や重要なメッセージの確認

故人が残した遺言書や重要なメッセージを確認することは、故人の意思を尊重し、相続手続きを円滑に進めるために重要です。遺言書には、財産の相続に関する具体的な指示や遺産分配の希望、大切な人へのメッセージが含まれています。これらを確認することで、相続人は故人の遺志を理解し、適切な手続きを行うことができます。重要なメッセージには、家族や友人への思いや最後の言葉が含まれていることがあります。これらを把握することで、故人との思い出を大切にし、心の整理をすることもできます。遺言書や重要なメッセージの確認は、故人の尊厳を守り、相続手続きを適切に進めるために欠かせない作業です。

データのバックアップと安全な管理

故人のデジタルデータをバックアップし、安全な場所に保存することは、大切な情報や思い出を守るために重要です。バックアップは、データが紛失したり損傷したりするリスクに備えるための対策です。適切なバックアップ方法を選択し、定期的にバックアップを取ることで、データの安全性を確保します。バックアップ先は、外付けハードドライブやクラウドストレージなど安全な場所を選びます。また、データ管理の手法も重要です。整理されたフォルダ構造や命名規則を使用することで、データの検索や管理が容易になります。これにより、故人の大切な情報や思い出を失うことなく、安全に保存することができます。

デジタル遺品整理は、相続人が故人のデジタル遺産を適切に管理し、大切な情報や思い出を守るための責任ある作業です。この作業を通じて、故人の遺志を尊重し、円滑な相続手続きを行うことができます。

これらのポイントを考慮して、相続人はデジタル遺産を適切に管理し、故人の遺志を尊重することができます。

デジタル遺産の取り扱い方

デジタル遺産 ①スマートフォン ②パソコン ③プロバイザー ④ネットバンキング ⑤クレジットカード ⑥デジタルポイント ⑦ブログ・フェイスブック ⑧写真 

デジタル機器やアカウントの取り扱いを閉鎖する場合は、以下の手順があります

故人が使用していたデバイス(スマートフォン、パソコンなど)を整理し、必要なデータはバックアップしてから、安全な方法で廃棄します。個人情報を含むデータは消去し、リサイクルセンターや指定廃棄業者を利用して環境に配慮した廃棄を行います。
デジタル機器の整理
一般的なデジタル機器には、スマートフォン、パソコン、タブレット、デジタルカメラ、外付けハードドライブなどが含まれます。
アカウントの解約
故人が使用していたオンラインアカウント(メール、SNS、オンラインショッピングなど)を解約します。各サービスの解約手続きを行い、アカウントを閉鎖します。
データの消去
故人のデジタル機器やクラウドストレージに保存された個人情報やデータを消去します。ファクトリーリセットを行ったり、クラウドストレージからデータを削除したりします。
デバイスの廃棄
不要になったデジタル機器は、適切な方法で廃棄します。リサイクルセンターや指定された廃棄処理業者を利用して、デバイスを廃棄します。
アカウント情報の管理
アカウントのログイン情報やパスワード、重要な文書(遺言書など)は、安全な場所に保管します。相続人や信頼できる人にその情報を伝え、必要なときに利用できるようにします。
これらの手順を遵守することで、故人のデジタル機器やアカウントを適切に閉鎖し、プライバシーやセキュリティを確保します。

デジタル遺産の相続において、以下の項目についてそれぞれのポイントを説明します

故人のデバイス(電子機器/PCやスマホ)は、単に解約や廃棄するだけでなく、各種アカウントへのログインやデータの整理が必要です。遺族は故人のアカウントにログインし、データを解凍して整理し、必要な手続きを行います。最近では、多くの人がビジネスや日常生活でデジタルサービスを利用しています。SNSなどのアカウントには、貴重な情報や思い出が保存されており、放置することはできません。また、アカウントを閉鎖せずに放置すると、セキュリティ上のリスクが生じる可能性もあります。適切な時期にアカウントを閉鎖することも重要です。これらの手続きを行うことで、故人のデジタル遺産を適切に処理し、プライバシーを守ることができます。

スマートフォンの相続と解約

スマートフォンの相続人がデータの整理を終えたら、解約と廃棄の手続きが必要です。解約手続きでは、通信会社に連絡して契約を終了し、解約料金や未払い料金の清算を行います。その後、データを完全に削除し、工場出荷時の状態にリセットします。廃棄時には、個人情報が含まれている可能性があるため、デバイスをリサイクルセンターや指定の廃棄業者に預け、適切に処分します。これらの手続きを行うことで、デバイスの解約と廃棄を安全かつ適切に行うことができます。

パソコンの相続と解約

パソコンの相続と解約には、慎重な手続きが必要です。まず、故人が使用していたパソコンに保存されているデータを確認し、重要な情報をバックアップします。これにより、故人の大切なデータを守ります。さらに、オンラインアカウントの情報を安全に管理するために、パスワード管理ソフトウェアを使用します。これにより、相続人は故人のアカウントに安全にアクセスできます。最後に、パソコンの解約手続きを行います。通信会社やクラウドサービスプロバイダーに連絡して、契約の解約手続きを行い、パソコンの所有権を移転します。これらの手順を遵守することで、故人のデジタル遺産を適切に管理し、プライバシーやセキュリティを確保することができます。

プロバイダーの相続と解約

プロバイダーの相続と解約には、使わなくなった場合でも慎重な対応が必要です。まず、故人が利用していたプロバイダーの契約状況を確認します。その後、遺族はプロバイダーに連絡し、解約手続きを進めます。解約手続きには、契約の内容や解約に関する規定を把握し、必要な書類や手続きを遵守することが重要です。また、解約に伴う手数料や期限にも留意する必要があります。解約が完了したら、プロバイダーとの関係が終了し、料金の支払いや契約の更新などの心配がなくなります。これにより、故人のデジタル遺産を適切に整理し、財務やプライバシーの管理に寄与します。

ネットバンキングの相続人による解約

ネットバンキングの相続と解約は、重要な手続きです。相続人は、故人が利用していたネットバンキングの契約状況を把握し、解約の必要性を判断します。解約手続きには、銀行に連絡して書面での申請が必要です。通常、相続人は故人の死亡証明書や相続人を示す書類を提出し、解約手続きを進めます。また、銀行によってはオンラインでの解約手続きも可能です。解約が完了すると、ネットバンキングのサービスが停止され、故人の口座や情報へのアクセスが制限されます。このように、ネットバンキングの相続と解約には、正確な情報の提供と手続きの適切な実施が必要です。

クレジットカードの相続人による解約

クレジットカードの相続と解約は、慎重な手続きが必要です。相続人は、故人が保有していたクレジットカードの契約状況を確認し、解約の必要性を判断します。解約手続きには、クレジットカード会社に連絡して書面での申請が必要です。通常、相続人は故人の死亡証明書や相続人を示す書類を提出し、解約手続きを進めます。また、一部のクレジットカード会社はオンラインでの解約手続きも可能です。解約が完了すると、クレジットカードの利用が停止され、故人の口座や情報へのアクセスが制限されます。相続人は、解約手続きの際に費用や期限についても留意する必要があります。これらの手続きを遵守することで、故人のクレジットカードの相続と解約を適切に行うことができます。

デジタルポイントの受け取り

相続人がデジタルポイントを受け取る手続きは、以下の手順に従います。まず、故人が保有していたポイントの存在と残高を確認します。次に、オンラインアカウントに紐付いている場合は、ログインしてポイントを確認し、移行手続きを行います。物理的な形態のポイントカードなどの場合は、受け取り手続きを行います。ポイントを受け取った後は、利用方法を検討し、オンラインショッピングや店舗での利用、現金に換金するなどの選択肢があります。最後に、ポイントの有効期限や利用規約、手数料などの注意事項を確認し、適切に管理します。これらの手続きを丁寧に行うことで、相続人は故人のデジタルポイントを適切に受け取り、遺産を管理することができます。

ブログ・フェイスブックなどのSNS閉鎖

相続人が故人のブログやソーシャルメディアアカウント(例: フェイスブック、インスタグラム、Twitterなど)を閉鎖する場合、以下の手順が重要です。まず、故人がどのSNSを利用していたかを特定し、そのアカウントにアクセスします。次に、各SNSの閉鎖手続きに従ってアカウントを閉鎖します。これには、アカウントの設定ページからアカウントを無効化する手続きや、SNSのカスタマーサポートに連絡して閉鎖手続きを依頼することが含まれます。また、故人の遺族や友人に閉鎖の意向を伝えることも重要です。閉鎖手続きが完了したら、関連するデータや投稿を削除するか、保存するかを選択します。これらの手続きは、故人のプライバシーを尊重し、不適切なアクセスや使用を防ぐために重要です。

デジタル上の写真・故人データーの相続人の取り扱い

デジタル上の写真や故人のデータを相続人が取り扱う際には、慎重さが求められます。まず、故人が使用していたデバイスやオンラインアカウントに保存された写真やデータを特定し、バックアップを取得します。これにより、貴重な思い出や重要な情報を永久に保存します。次に、適切なデータ管理の方法を選択し、データの整理を行います。重要なデータは安全な場所に保存し、不要なデータは削除します。さらに、デジタル遺産を適切に管理するために、データのセキュリティを確保します。これには、パスワード管理や暗号化、セキュリティソフトウェアの利用が含まれます。最後に、故人の意向や遺族の希望に基づいて、写真やデータの共有や公開の方法を検討します。これらの手続きを通じて、相続人は故人のデジタル遺産を適切に取り扱い、思い出を尊重しながらプライバシーを守ることができます。

これらのポイントを考慮して、デジタル遺産の相続手続きを行い、故人のデジタルアセットを適切に処理します。

デジタル遺産で困った時の相談・専門業者


デジタル遺産に関する問題が生じた場合、安易にネット検索してロック解除やアカウントのログインを依頼することはリスクが伴います。まずは焦らず、一つ一つ短期的な解決策を選択しましょう。自分でできる範囲内で問題を解決することができるかもしれません。また、専門業者に依頼する際には、信頼性や安全性に注意しましょう。適切な認証や手続きがなされないまま依頼をすると、デジタルセキュリティ上のリスクが発生する可能性があります。故人のデジタル遺産を安全かつ適切に取り扱うためには、専門業者を選ぶ際には信頼性を確認し、慎重に選択することが大切です。

デジタル遺産を適切に取り扱う業者を選定する際には、いくつかのポイントに注意することが重要です。

信頼性と実績: 業者の信頼性や実績を確認しましょう。過去の顧客のレビューや評価、業界での評判などを調査し、信頼できる業者かどうかを判断します。
専門知識と技術力: デジタル遺産はセキュリティやプライバシーの問題が絡むことが多いため、業者が持つ専門知識と技術力が重要です。データの安全性を確保しつつ、適切な処理を行うことが求められます。
適切な手続きと法令遵守: 業者が適切な手続きを行い、法令を遵守しているかを確認しましょう。特に個人情報保護法などの法令に従ってデータを取り扱っているかを確認します。
価格とサービス内容: 提供されるサービス内容と価格を比較検討しましょう。安価な業者ほど、サービス内容や品質に問題がある可能性がありますので、価格だけでなくサービスの内容も注視しましょう。
顧客サポートと対応力: 顧客サポートや対応力が優れているかどうかも重要なポイントです。問題や疑問が生じた際に迅速かつ適切に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
デジタル遺産は個人情報や貴重な思い出が含まれるため、適切な業者を選ぶことが重要です。信頼できる業者を選定するために、上記のポイントを踏まえて慎重に検討しましょう。

最寄りの消費生活センターで無料で相談・解決に

デジタル遺産に関する問題が生じた場合、少子化対策センターへの相談も有益です。少子化対策センターは、子育て支援や家族支援の情報提供や相談窓口として機能していますが、デジタル遺産に関するアドバイスや解説も行っている場合があります。デジタル遺産の相続や取り扱いについて不安や疑問がある場合は、少子化対策センターに相談してみることで、専門家のアドバイスや適切な解決策を得ることができます。また、消費生活センターもデジタル遺産に関する解説サービスを提供している場合がありますので、適切な機関や窓口に相談することが大切です。

消費生活センターの利用方法

消費生活センターを利用するには、電話番号「188」に相談内容を伝えます。オペレーターが問題を聞き、適切なアドバイスや解決策を提供します。デジタル遺産に関する相談も受け付けており、アドバイザーが問題を詳しく聞き、解説やアドバイスを行います。デジタル遺産に関する問題は、相続やプライバシーに関わる重要な問題であり、専門家のサポートが必要です。消費生活センターは、消費者に対する無料の相談窓口として、広く利用されています。相談は電話やインターネットで手軽に行え、個々の問題に合わせたアドバイスを受けることができます。

スマートフォンのロック解除は通信会社のショップで

スマートフォンのロック解除や通信契約の解除について、安易に専門業者に依頼する前に、まずは故人のスマートフォンの通信契約を解除することができます。これは、遺族や法定相続人が通信キャリアのショップで行います。ただし、解約すると電話番号が二度と使えなくなるため、関係者との連絡や登録サービスへのログインに影響を及ぼす可能性があります。そのため、解約前に関係者との連絡手段やログイン情報に影響がないかを確認することが重要です。解約後のスマートフォンの処分方法としては、自治体や家電量販店の回収ボックスに廃棄したり、初期化して誰かに譲ったりする方法があります。これらの手続きを行うことで、遺族や法定相続人は適切にスマートフォンの管理や処分を行うことができます。

デジタル遺産で困ったご遺族の事例をピックアップ

デジタル遺産で苦労し息子さんの体験談

私の父親は新しい物好きでした。父親はパソコン、タブレット、スマホを使いこなし、インターネットを効率的に使っていました。そんな父親が病気で倒れ介護施設に入居し、その3年後に父親は亡くなりました。インターネットなしには過ごせない父、そして残されたデジタル遺品について、息子である私の体験談です。体験談の内容はこちら

消費生活センターのデジタル遺産相談事例

遺族の方は、まず契約先に手続きについて確認しましょう。困ったときには、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

《事例1》
先日父が亡くなった。父が契約していた通販サイトの有料会員を解約したいが、IDやパスワードが分からないため、会員ページにログインできず、手続きが何もできない。(契約当事者:80歳代 男性,相談者:50歳代 女性)
《事例2》
亡くなった夫が利用していた決済アプリの残高が10万円あることが分かった。しかし、夫のスマートフォンのロックが解除できないため、詳細が確認できない。(契約当事者:70歳代 男性,相談者:60歳代 女性)

遺品整理でいただいた事例

Aさんの場合:Aさんは、父親のデジタル遺品整理に苦労しました。
父親は情報に疎く、パスワード管理も疎かったため、アカウントやファイルの特定が難航しました。さらに、複数のデバイスやクラウドサービスに散在していた情報を整理するのが困難でした。Aさんは、試行錯誤しながら、パスワードの再設定やデータのバックアップを行い、父親の大切な記録や写真を取り出すことができました。

Bさんの場合:Bさんは、母親のデジタル遺品整理に苦労しました。
母親は様々なソーシャルメディアやオンラインアカウントを利用しており、そのログイン情報やメールアドレスを把握するのが困難でした。また、古いデバイスや記憶媒体からの情報の取り出しも時間がかかりました。Bさんは、インターネット上のアカウント管理サービスを利用し、パスワードの再設定やデータの整理を行いながら、母親の思い出を大切に保存することができました。

Cさんの場合:Cさんは、両親のデジタル遺品整理に苦労しました。
両親はデジタル技術に疎く、複数のデバイスやアカウントを使用していたため、情報の整理が非常に困難でした。さらに、セキュリティやプライバシーの問題も心配でした。Cさんは、専門家の助けを借りながら、データのバックアップや整理を行いました。苦労しながらも、両親の大切な記録や思い出を守ることができました。

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