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遺品整理。オンライン見積りはどこまで正確? 危険な使われ方と正しい使い方

オンライン見積りは、遺品整理やゴミ屋敷、空き家の残置物などの片付けにおいて便利なシステムですが、いくつかの限界があります。まず、画像や情報だけでは物の状態や作業の難易度を正確に把握するのが難しいため、見積り額に誤差が生じる可能性があります。また、いい加減な業者や見積りに不慣れな業者は、適正な価格を提示しないこともあります。そのため、オンライン見積りを利用する際は、複数の業者に依頼し、現地確認を行うことが重要です。これにより、実際の作業内容や料金に関する理解を深め、納得のいくサービスを受けることができます。

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今話題のオンライン見積りとは
オンライン見積りとは、インターネットを利用して見積もりを取得する方法です。遺品整理やゴミ屋敷、空き家の残置物処分などのサービスにおいて、従来のように現地に出向いて見積もりをするのではなく、ウェブサイトやアプリを通じて見積もりを依頼することができます。利用者は、サービス提供業者のウェブサイトにアクセスし、必要な情報や写真をアップロードすることで、簡単に見積もりを取得できます。
この方法の利点は、迅速で手軽に見積もりが得られる点です。また、複数の業者に一度に依頼することができるため、比較検討がしやすくなります。しかし、画像や情報だけでは物の状態や作業の詳細を完全には把握できないため、見積もり額に誤差が生じる可能性があります。信頼できる業者を選ぶためには、オンライン見積りの結果を基に、実際に現地確認を行ってもらうのが理想です。

遺品整理業界でオンライン見積もりの使われ方

遺品整理業界でのオンライン見積りは、忙しい方や遠方に住んでいる方にとって、非常に便利なサービスです。以下に、オンライン見積りの具体的な利用ケースを解説します。

1. ホームページの料金より依頼する遺品整理の予算を知りたいケース

このケースでは、利用者が遺品整理業者のホームページで提示されている料金を参考にしつつ、より具体的な費用感を知りたいと考えています。オンライン見積りを利用することで、利用者はまず業者のウェブサイトにアクセスし、必要な情報(部屋の広さ、整理する物の量、家の状態など)を入力します。さらに、部屋や物品の写真をアップロードすることができる場合もあります。この方法により、業者は提供された情報を基に、予想される料金を算出します。

オンライン見積りは、初期の料金感を把握するために便利ですが、提示された料金はあくまで目安であり、実際の作業内容によっては変動する可能性があります。特に、物品の状態や作業の難易度によっては、最終的な料金が異なる場合があるため、最終的な料金を確定するためには、現地での確認が必要です。

2. 忙しい、遠方でなるべく正確な料金を知り、現地でそのまま発注したいケース

このケースでは、利用者が時間がない、または遺品整理を依頼する場所が遠方にあるため、事前にできるだけ正確な料金を知りたいと考えています。オンライン見積りを利用することで、忙しい日常の中でもスムーズに見積もりを依頼することができます。業者は、利用者が提供した情報を基に詳細な見積もりを行いますが、この場合も現地確認を行うことで、最も正確な見積もりを得ることが可能です。

オンライン見積りで予算感を把握した後、現地での作業をそのまま発注することもできます。多くの業者では、オンライン見積もりと現地確認を組み合わせて、実際の作業に最も適したプランを提案してくれます。これにより、利用者は忙しい中でも効率的に遺品整理を進めることができると同時に、作業開始前に具体的な料金を確認し、納得した上で発注することができます。

オンライン見積りは、どちらのケースでも非常に有用ですが、現地確認と組み合わせることで、より正確な料金とサービス内容を把握することが可能です。

オンライン見積りの危ない使われ方、気を付けること

オンライン見積もりを利用する際には、以下のような「危ない使われ方」や「注意すべきポイント」があります。これらに注意することで、トラブルを未然に防ぎ、安心してサービスを利用することができます。

危ない使われ方

  1. 適当に情報を入力する: オンライン見積もりの際に、情報を正確に入力しないと、見積もり額が大きく変わることがあります。例えば、部屋の広さや物品の量を過小に申告すると、実際の作業で追加料金が発生する可能性があります。
  2. 信頼性の低い業者を選ぶ: オンライン見積もりの結果だけで業者を選ぶのは危険です。見積もりが安いからといって、その業者が信頼できるとは限りません。評判やレビューを確認し、実績のある業者を選ぶことが重要です。
  3. 料金の比較を行わない: 複数の業者から見積もりを取らずに、1社だけで決めると、他の業者との比較ができず、実際の料金が不当であることに気づかない場合があります。複数の見積もりを比較することが大切です。
  4. オンラインだけで決める: オンライン見積もりだけで契約を進めると、実際の作業内容や追加料金の有無について確認が不十分なまま進めてしまう可能性があります。最終的には現地確認を行ってもらい、詳細を確認することが重要です。

気を付けること

  1. 情報の正確性を確認: 見積もりに必要な情報を正確に提供することが、正しい見積もりを得るための第一歩です。物品の量や状態、部屋の広さなど、詳細な情報を正確に伝えるよう心がけましょう。
  2. 業者の信頼性を確認: 業者の評判やレビュー、過去の実績を確認することで、信頼できる業者かどうかを判断します。過去の利用者の体験談や評価を参考にすることが有効です。
  3. 複数の見積もりを取得: 複数の業者から見積もりを取り、比較することで、料金やサービス内容の違いを把握し、より納得のいく業者を選ぶことができます。
  4. 現地確認を依頼: 最終的には、現地確認を行ってもらい、見積もりの正確性や追加料金の有無を確認することが大切です。オンライン見積もりだけで決定するのは避けるべきです。

これらの注意点を守ることで、オンライン見積もりを安全かつ効果的に利用し、スムーズに遺品整理やその他の片付け作業を進めることができます。

オンライン見積りの利用法

オンライン見積りで料金を確定するケース(当社のケース)

生活保護者の家財処分では、写真を添付いただくことでオンラインで確定した見積りをお出しすることが可能です。以下はその理由です。
理由1: 間取りと家財の量が比較的少ない
対象となる間取りが1Kから2DKといった比較的小規模なものが多く、家財の量が過剰であるケースが少ないため、全体を正確に把握しやすいです。これにより、写真のみで十分な情報が得られ、確定見積りが可能となります。
理由2: 3社見積りの審査で高額見積りが排除される
生活保護者の家財処分においては、通常3社見積りが行われます。高額な見積りは審査で排除される仕組みがあるため、料金が不適切に高くなる心配がありません。これにより、オンライン見積りで提示した金額がそのまま確定するケースが多くなります。

予算の把握に使う

オンライン見積りは、予算の把握に非常に役立ちます。ホームページに掲載されている料金表では一般的な目安しか得られませんが、オンライン見積りを利用することで、実際の状況に基づいたより具体的な金額を知ることができます。写真や物件情報をもとに算出された見積りは、現実に近い数字となるため、予算を立てる際の参考になります。これにより、思いがけない追加費用を避け、計画的に予算を組むことが可能です。見積りの段階で予算をしっかり把握することは、後のトラブルを防ぐ大きな利点となります。

注意: オンライン見積りで愛の手の内にはまらない

オンライン見積りは非常に便利なツールですが、注意が必要な点もあります。一部の業者は、商談を有利に進めるために、あえて低めの価格を提示し、訪問時に実際の価格を引き上げる手法を取る場合があります。このような場合、初めに提示された価格と最終的な請求額に大きな差が生じることがあり、お客様が不安を感じる原因となります。

そのため、オンライン見積りを利用する際には、業者が提示する金額が実際の作業内容に見合っているか、注意深く確認することが重要です。また、訪問見積りに進む前に、あらかじめ追加料金が発生する可能性についてしっかり質問し、納得のいく説明を受けることが推奨されます。信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを未然に防ぎ、安心してサービスを利用することができるでしょう。

発注を前提に正確な見積りを利用する

オンライン見積りは、発注を前提にした場合、さらに正確な見積りを提供することができます。見積りを依頼する際に、すでに作業を依頼することを前提として進めることで、より詳細な内容を確認しながら打ち合わせを行います。この際、不要なサービスや追加作業が削減され、倹約がその場で行えるのが特徴です。さらに、事前に見積りの精度が高まることで、最終的な作業料金に大きな誤差が生じないため、お客様にとって安心して作業を進められる環境が整います。このプロセスは、時間や費用を無駄にせず、効率的な作業進行をサポートします。

注意: オンライン見積りと実際の金額が異なる場合の対策をとっておく

オンライン見積りをもとに発注を前提として遠方から上京したり、時間を調整して現地に伺う場合、見積り内容と実際の提示金額が大きく異なるケースも発生し得ます。このような場合に備え、以下の点に注意して対応することが大切です。

オンライン見積りと現地で提示された金額や条件が大きくかけ離れていた場合、焦らず冷静に対応しましょう。特に、その場で納得できない場合には、無理に作業を依頼せず、すぐに断ることも選択肢の一つです。このため、日程には余裕を持たせ、無理なスケジュールで決定を急がないことが重要です。

訪問前に、追加費用や条件変更の可能性について業者にしっかりと確認し、現場での判断材料として活用することもおすすめです。信頼できる業者を選び、納得のいく取引を行うためには、冷静な対応と事前準備が不可欠です。

オンライン見積りの精度を高めるポイント

オンライン見積りでは、間取りが少なく、部屋が整理されているほど精度が高まります。当社では、2DKまでのお部屋について、誤差5%から10%の範囲で見積りを提供しています。正確な見積りをお出しするために、お客さまからの正しい情報提供が必要です。特に、部屋の全体像や家財の詳細が確認できる写真を送っていただくことで、見積りの精度が向上します。

お客さまからの正しい情報提供が鍵

見積りの精度を左右する大きな要因は、お客さまからの情報の正確さです。物件の間取り、家具や家財の量、特殊な処分物があるかどうかなど、できるだけ具体的な情報をいただくことが重要です。これにより、後の追加費用が発生するリスクを軽減し、スムーズな作業が実現します。

数回の電話でスタッフが補足確認が必要

当社では、見積り内容を確定するために、数回のお電話でお客さまとのやり取りを行い、必要に応じてスタッフが補足情報を確認します。疑問点や不明点があれば、都度確認させていただくことで、より精度の高い見積りを行うことができます。お客さまの側でも、オンラインで情報を送ったから、いちいち質問は困るという姿勢でなく、積極的にコミニュケーションを図る努力が欠かせません。

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