清掃代が100万円を超えるゴミ屋敷は、通常の片付けでは対処困難な極めて深刻な状態のものです。これらのゴミ屋敷は、部屋内がゴミで埋まり、作業スペースの確保が困難な場合や、ゴミの量が想像を超えるほど膨大であることが特徴です。また、長期間放置された結果、ゴミの臭いや衛生状態が非常に悪化していることがあります。さらに、建物自体にも損傷が生じている可能性が高く、特殊な清掃技術や装備が必要とされます。これらの要因が重なることで、清掃代が100万円を超える場合があります。
▶お見積り・問い合わせ
▶料金のご案内
▶スマホ用メニューのご案内
土日・祝日、時間外でも対応でお見積りもますます便利!
なんで、ゴミ屋敷の片付け費用は高いの?
意外にかかっています。スタッフの人件費
ゴミ屋敷清掃業者の料金は、当社を含め次のように計算されています。この中で、最も多く占める費用が、ゴミの仕分け・分別・積み込みなどのスタッフの人件費になります。
①ゴミの内容: 廃棄コストが低いものが多いか、割高な物が多いかを検討します。②ゴミの量: これらのゴミがどのくらいあるか、立方メートル(縦×横×高さ)で計算します。トラックを基準にして算定することが一般的です。③作業条件: 部屋からトラックへの積み込み条件(階段の有無、トラックの置き場が玄関から近いか遠いかなど)を考慮します。④作業の分別方法や利用するオプション: 分別の方法やオプションの利用を考慮して料金を決定します。これらの要素を総合的に評価して、最終的な料金が決まります。
ゴミ屋敷単価では、2トン車満載は、1台10万円
遺品整理などに比べ、ゴミ屋敷料金は単価は、高くなります。それは、廃棄コストが高いものが多く、廃プラ・紙ごみ・生ごみ・鉄くず・見型家電ゴミ・衣類ゴミなど多様なゴミの種類が混ざってこれを分別する作業時間が多くかかることが一つの要因です。2tトラックで遺品整理などでは、7万円程度が多いのですが、ゴミ屋敷の場合ですと2tトラック10万円前後が平均になります。
ゴミ屋敷は、遺品整理に比べ分別が大変でコストがかかる
下記の写真をご覧ください。ゴミ屋敷は、細かなゴミが大切しています。一方、遺品整理は、ゴミ屋敷に比べ分別も楽です
100万円を超えるゴミ屋敷
100万円を超えるゴミ屋敷に出会いこときあまりおおくありません。ゴミ屋敷のゴミの量を表現するに来、ゴミ屋敷レベルという尺度があります。レベルは1から5段階の尺度でレベル1が散らかっている。レベル2が床がゴミで見えない。順次3・4になり5がMaxが天井高のゴミ屋敷になります。このレベルMaxで一軒家でも100万円近くで収まりますが、それでは100万円を超えたゴミ屋敷は、どんなゴミ屋敷で、超えた理由は何かについてみてみましょう。
ゴミ屋敷レベルは、Maxでも100万円届かない料金
ゴミ屋敷の片付け料金で最も重視するのは、ゴミの量です。同じ1DKのお部屋のでも家具や家電という家財道具には大きな違いがありませせんが、ゴミ屋敷の生活ゴミの量は、まちまちです。片付けにあたって大きなウエイトを占めているゴミの量です。このゴミの量を表したものがレベルになります。当社では、5段階をレベルを使い料金の算定やスタッフ間のやり取りに使っています。
◎1DKの片付け料金と作業時間/標準料金: 400,000円(税別)
作業スタッフの人数と作業時間数: スタッフ延べ6名、作業時間5時間×3日廃棄量: 2トントラック3.5台程度
◎2DKの片付け料金と作業時間/標準料金: 650,000円(税別)
作業スタッフの人数と作業時間数: スタッフ延べ8名、作業時間5時間×4日
廃棄量: 2トントラック5台程度
◎3DKの片付け料金と作業時間/標準料金: 700,000円(税別)
作業スタッフの人数と作業時間数: スタッフ延べ10名、作業時間5時間×5日
廃棄量: 2トントラック6台程度
◎4DKの片付け料金と作業時間/標準料金: 800,000円(税別)
作業スタッフの人数と作業時間数: スタッフ延べ12名、作業時間5時間×6日
廃棄量: 2トントラック7台程度
◎一軒家の片付け料金と作業時間/標準料金: 900,000円(税別)
作業スタッフの人数と作業時間数: スタッフ延べ15名、作業時間5時間×9日間
廃棄量: 2トントラック8台程度
※これらの料金は、標準的な作業スタッフの人数と作業時間を基準に設定されています。廃棄量が増えるにつれて、作業スタッフの人数や作業時間が増加し、料金もそれに応じて上昇します。また、粗大ゴミの撤去や特殊な廃棄物の処理には別途料金が発生することに留意してください。
2DKのアパートで100万円を超えたケース(1)
お客さまは、新潟ナンバーの車で到着しました。車から降りてきたのは、60代と30代の男性2名で、親子だと思われます。挨拶を交わし、見積もりをしようとした時、お客さまから「部屋は大変なことになっていますよ」との言葉があり、ドアを開けていただきました。玄関までゴミがぎっしり詰まっており、写真に写っているような状態でした。天井から50センチほどの隙間から体をくねらせ入ることができましたが、奥まで到達できませんでした。ゴミは、台所から玄関入り口近くまで天井高で2部屋は平均すると胸と腰高ほどで、トイレや風呂場も隙間なく天井近くゴミが堆積していました。2tトラックで8台分のゴミが積み込まれると見積もられました。
さらに、トランクルームや古いセダンにもゴミがあるとのことで、車の廃車も含めた片付け料金は105万円になりました。しかし、金額にやや難色され、お客さまは電話で交渉しました。最終的に、100万円で契約を結びました。作業は1週間後の日曜日に完了することで無事に終了し、お客さまも満足された様子でした。
=写真=
写真こちらは玄関でドアを開いたところ。中に入れるようにゴミを掻き出したところです。まだ、よじ登らないと入れません。
2DKのアパートで100万円を超えた要因/一般のゴミ屋敷で2DKでは、100万円届かない金額で片付けることができますが、今回は、北区に6畳程度のトランクルームと乗用車にも廃棄物が入っていました。2tで2台代程度はお部屋の外のゴミでしたので平均より多かったと言えます。
一軒家で100万円の料金を超えたケース(2)
解体業者ですら手をつけられなかったペット汚部屋の清掃に当社が対応しました。お客さま宅は羽村市の簡素な住宅街にある2階建て住宅でした。初めて訪れたとき、外観からは想像できないほどの光景が広がっていました。奥さまがお立会いいただき、家の中を拝見すると、大型犬を数匹飼っている家庭とは思えないほどの汚れが目につきました。家具や生活用品だけでなく、壁や柱まで傷んでおり、床にはゴミが堆積していました。このような状態でありながら、お客さまは1階部分のゴミの撤去を依頼されました。
お客さまの背景には、交通事故で車いす生活になった娘さんとの共同生活をするためのリフォーム計画がありました。しかし、家の状態がひどく、解体業者も手をつけられない状況でした。そこで、当社に依頼されました。
作業は2日間かけて1階部分のゴミを撤去しました。その後、次の日に2階部分のゴミも依頼されました。2階のゴミは量は少なかったものの、同様に酷い状態でした。ゴミの中には大量のゴキブリやネズミが住み着いており、作業スタッフにとっては厳しい状況でした。しかし、お客さまの要望に応じ、汚れをきちんと清掃しました。料金は、一件の家財とゴミをそっくり撤去し115万円で請け負いしました。
一軒家でもあまり100万円を超えるケースはありません。今回は、ペットの糞尿などの汚れがひどいことやトラックが道路に長く止められないなどの作業条件が悪いことで100万円を超えることになってしまいました。
自分たちで、挑戦するなら、こちらのマニュアルを参考に
ゴミ屋敷の片付けは専門家の手による作業が必要な場合もありますが、自分たちで行うことも可能です。このマニュアルでは、プロの技術を解説し、効果的な片付け方法を提供します。適切な計画と準備が重要です。プロの技術を学び、安全かつ効率的に作業を進めましょう。
業者さんに頼んでお安く仕上げる5つの工夫
ゴミ屋敷の片付けを安く仕上げるためには、業者との連携を密にし、一部の作業を自分たちで行うことが有効です。数社からの相見積もりを取り、信頼できる業者を選び、納期調整や自治体の粗大ゴミサービス、リサイクルや寄付を活用することで、コストを抑えながら効果的に片付けを進めましょう。
1. 業者さんの邪魔にならないように連絡を密にし、一部自分で作業を行う
業者との連絡を密に取り、作業の進行状況や具体的なニーズを確認しましょう。業者が進めやすいように一部の作業を自分たちで行うことで、業者の作業負担を減らし、コスト削減に繋がります。
例えば、業者さんが一日の作業を終えた後、ゴミ捨ての準備をして翌日ゴミステーションに出すことなどできることをやりましょう。
2. 数社から相見積もりを取り、信頼できる業者を探す
複数の業者から相見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討しましょう。価格だけでなく、業者の信頼性や評判も重視することが重要です。過去の口コミや実績を参考にして、最適な業者を選びましょう。
3. 業者に納期などの都合を伝え、料金を下げてもらう
業者に作業の納期やスケジュールの柔軟性を伝え、料金の交渉を行いましょう。作業の時期や時間帯によっては、割引を適用してもらえることもあります。業者との協議を通じて、より安価なプランを提案してもらうことが可能です。
4. 大型ゴミは役所の粗大ゴミ収集を利用する
大型ゴミや粗大ゴミの処分は、自治体の粗大ゴミ収集サービスを利用すると、民間業者に依頼するよりも費用を抑えられます。自治体の収集スケジュールや手続きを確認し、適切に申請しましょう。
5. リサイクルや寄付を活用する
使える家具や家電はリサイクルショップや寄付団体に提供することで、処分費用を削減できます。オンラインのフリーマーケットや地域の寄付プログラムを利用して、まだ使える物を有効活用しましょう。