空き家・残置物コラム集

【空き家シリーズ④】売却した後にやること|契約後の手続きと“最後の片付け”

売却が完了して「ほっとした」と思うのも束の間。
実は、引き渡しの後にもやっておくべき手続きや確認事項があります。
鍵を渡したら終わり──ではありません。
名義・税金・公共料金など、売却後の整理をきちんと行うことで、
トラブルを防ぎ、きれいに一区切りつけられます。
ここでは、空き家管理士の立場から、「売った後に必要な整理」**を3つの視点で解説します。

売買契約から引き渡しまでスケージュール

ステップ内容主なポイント
📝 ① 買付(購入申込)買主から「この価格で購入したい」という申し込みが入ります。条件(価格・引き渡し日・残す物など)の希望を整理しておく。
🤝 ② 価格交渉・基本合意売主と買主(仲介会社を通して)で価格・日程などを調整します。双方が折り合えば「契約予定日」「引き渡し予定日」が決まる。
🖋️ ③ 売買契約・手付金の授受不動産会社立ち会いのもと、正式に売買契約を締結。手付金(売買代金の一部)を受け取り、契約が成立。
📅 ④ 引き渡し日(決済日)の調整銀行・司法書士・不動産会社で日程をすり合わせます。売主側では「残置物の撤去」「公共料金の精算」など準備を進める。
🏠 ⑤ 残置物の確認決済の前日または当日に、現地で荷物の有無を確認。「残す物」「撤去する物」の最終チェックを行う。
💴 ⑥ 決済(引き渡し)買主から残代金を受け取り、鍵を渡します。所有権移転登記・清算書の確認・仲介手数料の支払いも同時に実施。

📝 ① 買付(購入申込)が入ったら

買主から「この家を購入したい」という申し込み(買付)が入ると、いよいよ売却準備が具体的に動き出します。
この段階でやるべきことは、「家の現状を整理する」ことです。
室内・屋外を見直し、どこに荷物が残っているか、修繕や掃除が必要な箇所があるかを確認します。

特に空き家の場合は、古い家電・家具が残ったままのケースが多く、
これらをすぐに処分できるよう業者への見積り依頼を早めに行っておくとスムーズです。
「残すか撤去か」迷うものがあれば、早めに不動産会社に伝えておきましょう。

🏠 空き家管理士ワンポイント

売買契約の際には、**宅地建物取引士(宅建士)**による「重要事項説明書」が作成されます。
この書類は、土地や建物の権利関係だけでなく、設備の状態も買主へ正確に伝えるための重要な資料です。
たとえば、「給湯器が故障している」「インターホンが鳴らない」など、
売主側から事前に申告が必要になります。

長く空き家になっていた場合でも、「壊れていないと思う」ではなく、
現地を点検して動作確認を済ませておくことが大切です。
事前にまとめておくことで、買主との信頼関係がスムーズに築け、契約後のトラブルも防げます。

🤝 ② 価格交渉・基本合意の段階

価格や条件の交渉が始まったら、同時に片付けの準備もスタートします。
ここで大切なのは、「引き渡しまでのスケジュールを逆算しておくこと」です。

買主との条件交渉がまとまれば、引き渡し時期の目安も見えてきます。
この時点で、処分業者・清掃業者・リフォーム業者などの予定を押さえておくと安心です。
残す設備(エアコン・照明・給湯器など)についても、
「そのまま残して大丈夫か」を不動産会社に確認しておくと、後々のトラブルを防げます。

🏠 空き家管理士ワンポイント

売買契約の際には、**宅地建物取引士(宅建士)**による「重要事項説明書」が作成されます。
この書類は、土地や建物の権利関係だけでなく、設備の状態も買主へ正確に伝えるための重要な資料です。
たとえば、「給湯器が故障している」「インターホンが鳴らない」など、
売主側から事前に申告が必要になります。

長く空き家になっていた場合でも、「壊れていないと思う」ではなく、
現地を点検して動作確認を済ませておくことが大切です。
事前にまとめておくことで、買主との信頼関係がスムーズに築け、契約後のトラブルも防げます。

🖋️ ③ 売買契約・手付金の授受

契約時には、「付帯設備表」と「物件状況報告書」という重要な書類を記入します。
ここで残すもの・撤去するものを明確に記載することが、後のトラブル防止につながります。

また、契約書に記された「引き渡し日」から逆算して、
不用品の撤去・清掃・電気・ガス・水道の停止手続きを順に進めます。
特に空き家の場合、公共料金の名義変更や停止手続きを忘れると、
決済日当日に慌てることがあります。早めに準備しておきましょう。

🏠 空き家管理士のワンポイント

売買契約の場は、実は買主さんと売主さんが初めて正式に向き合う大切な機会です。
この時に、残す物・撤去する物をしっかり確認しておくことが大切です。
後日になって「やっぱり残してよかった」「撤去しておけばよかった」となると、
相手にも手間をかけてしまいます。

契約前に確認しておくべき主な項目は、照明器具・エアコン・カーテン・カーテンレール・物置・庭木など
とくに空き家では、残しておいた方が良いのか処分した方が良いのか判断に迷うこともあります。
そんな時は、「もし不要でしたら処分します」と一言添えて確認しておくと、
お互いに気持ちの良い引き渡しにつながります。

📅 ④ 引き渡し日(決済日)の調整

契約が終わると、次は決済(残金の受け取り)と引き渡しの日程調整です。
この段階で重要なのは、**「残置物をすべて撤去しておく」**こと。
決済日前に不動産会社が室内を確認する場合もあります。

屋内だけでなく、物置・庭・駐車スペースも見落とさずチェックしましょう。
屋外の物置や庭石など、固定されている物は建物の付属物扱いになることがありますが、
未登記のまま残してある場合は注意が必要です。
残すかどうか迷うときは、必ず不動産会社を通じて買主の意向を確認します。

🏠 空き家管理士のワンポイント

売却時の手続きは、基本的に通常のお引越しと同じです。
決済日(引き渡し日)までの公共料金(電気・ガス・水道)の清算と解約
郵便局の転送届、そしてレンタル品やリース品の返却を忘れずに済ませておきましょう。

引き渡し後は、室内の電気ブレーカーをすべて下げ、
水道の元栓を閉め、戸締まりを丁寧に確認します。
ちょっとした確認を怠ると、次の所有者や不動産会社に迷惑がかかることもあります。
最後まで気持ちよく引き渡すために、“暮らしを終える”小さな手続きを確実に行うことが大切です。

🏠 ⑤ 残置物の最終確認

決済前日または当日に行われる「現地確認」は、とても大切な工程です。
ここで荷物の残りや不具合が見つかると、引き渡しが延期になることもあります。

家の鍵を返す前に、全室を点検し、ゴミ・小物・忘れ物を確認しておきましょう。
また、残しておく設備(照明・エアコンなど)のリモコンや説明書をまとめて置くと、
買主からの印象が格段に良くなります。
実際、リモコンの電池まで外して整理してあった現場では、
「こんなに丁寧な引き渡しは初めて」と不動産会社が感動していました。

🏠 空き家管理士のワンポイント

契約前に残置物が残っており、「契約後に撤去する」予定の場合は注意が必要です。
自分で処分するにせよ、業者に依頼するにせよ、決済(引き渡し)までに完全に撤去が終わっていないと、決済自体ができなくなるケースもあります。
特に買主が不動産会社の場合は、社内のチェックが厳しく、
一点でも荷物が残っていると引き渡しが延期されることもあります。
「前日までに終える」ではなく、数日前には完了し、不動産会社にも現地確認を依頼しておくことが安心です。
契約後のスケジュールはタイトですから、余裕をもって準備する慎重さが大切です。

💴 ⑥ 決済・引き渡し

決済当日は、銀行・不動産会社・司法書士が立ち会い、残代金の受け取りと鍵の引き渡しを行います。
このとき、所有権移転登記・仲介手数料の支払い・公共料金の清算などが一度に行われます。

鍵や保証書・説明書などは、ひとつのファイルにまとめてお渡しすると印象が良く、
「気持ちのよい引き渡し」として買主にも喜ばれます。
登記完了後に届く書類(登記完了証・清算書など)は、今後の税務関係にも使えるため、
必ず保管しておきましょう。

🏠 空き家管理士のワンポイント

決済日は、一つのミスも許されない重要な日です。
不動産会社の担当者でさえ緊張する場面ですから、どうか次の点を必ず守ってください。

時間に遅れないこと。 たとえ5分の遅れでも、全員の予定がずれ込みます。
書類を絶対に忘れないこと。 印鑑・通帳・本人確認書類はもちろん、司法書士への提出書類も必ず確認。前日のうちに二度チェックしておきましょう。
登記関係の書類は、事前に不動産会社経由で司法書士へ確認を取っておくこと。

決済当日には、買主さん・売主さん・双方の不動産会社・司法書士が同席します。
書類の不備や遅延があると、取引が延期になる場合も。
余裕を持った準備と行動が、安心な引き渡しの鍵です。

📘 空き家管理士のアドバイス

売却の成功は、契約書よりも「準備の丁寧さ」で決まります。
売る家を“整えて渡す”という心構えが、買主の安心にもつながります。
もし判断に迷うことがあれば、担当の不動産会社に確認するのが基本。
また、残置物の撤去や家財の整理は、専任の家財整理業者に依頼することで
「期日通り・安心・再確認不要」という形で引き渡せます。

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