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一軒家の遺品整理を業者に頼むと相場はいくら?

このコーナーでは、実際に一軒家で遺品整理を行った経験から、以下の3つのケースについて解説しました① 一部屋の遺品整理 ② 借家によく見られる平屋の3DKの遺品整理 ③ 平均的な一軒家の4LDKの2階建てで行う遺品整理。それぞれの場合における具体的な作業内容や料金、注意すべきポイントなどを紹介しました。これにより、遺品整理の様々なシチュエーションに対応できるよう、参考にしていただけると思います。

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業者が使う遺品整理料金の計算プロセス

遺品整理の料金の基本は、以下の要素によって構成されます。
遺品の分別整理するスタッフの人件費: 遺品を整理し、分別するためのスタッフの人件費が含まれます。作業人数や作業時間に応じて料金が決定されます。
廃棄する遺品の費用: 不用品や廃棄物を処分するための費用が含まれます。これの中には、廃棄物の処理費用と廃棄の処理のために中間処理工場への持ち込みまでの人件費も含まれます。
オプションにかかる費用: 特別なサービスや追加の作業を希望する場合にかかる費用が含まれます。例えば、特定の遺品の保管、家の掃除、鍵の返却などのオプションサービスがあります。
料金の計算方法には、①と②については、2tトラックの積載量を基準に一台当たりの料金を用いて計算されます。
階段などがある作業条件が良くない場所で廃棄物もコスト高な場合は、トラック単価が高くなり、作業場所が1階で作業がしやすく廃棄コストが低い場合は、トラック単価が低く計算されます。

当社の料金の算定と表示方法

当社では、他の業者でもほとんど同様な計算方式ですが、一台当たりの単価設定は、見積もりを行う担当者が経験と会社のコスとを考慮して設定しますので、会社ごと、現地毎にトラック単価が異なってきます。
当社では、2トン車の満載の積載量を4.3㎥として、トラックの単価を50,000円から120,000円の範囲で決めています。

トラックの積載に注意しましょう

遺品整理業者では、多くの場合下記の写真のような平ボディートラックを使います。これは、箱型トラックに比べ積み込みしやすく、降ろしやすい特徴があります。ただ、箱型トラックに比べ、(A)の標準の平積みは積載が少ないため。(B)のあおり積みのようにコンパネを四方に囲みます。この積み方が、プロ職人として一般的と言えるようです。

トラブルで多いのは、この積み方にあります

2t満載で取り決めしても(A)と(B)とでは積載量が2分の1以上の開きが起きてしまいます。(A)の積み方は、何も工夫しない標準の制裁方法ですから決して間違いではありません。でもプロの職人たちは、仕事をするのに一階で効率よく沢山積載する工夫でコンパネを準備しています。2t満載を基準に商談する場合には、この積載方法を確認することをお勧めします。
当社は、(B)あおり積みが標準仕様になっています。

一軒家の遺品整理料金

一軒家の遺品整理料金表=当社平均値=

遺品整理の家のタイプ別標準料金表

①一部屋の遺品整理料金(平均値)
70,000円(2t1台・スタッフ延べ1.5人)

②平屋3Kタイプの遺品整理料金(平均値)
250,000円(2t3台・スタッフ延べ3人)

③4LDK一軒家の遺品整理料金(平均値)
350,0000円(2t5.5台・スタッフ延べ6人)

こちらの料金は、当社の過去の実績からの平均値になります。但し、供養・引越しなどの有料オプションと室外の物置解体撤去や自動車の廃車などの費用は含まれておりません。

割高になるケースと割安になるケース

遺品整理料金の割高になるケースとお安くなるケースを考えてみましょう。

平均より割高になるケース:

多くの作業人数が必要な場合
大量の遺品を整理し、分別するには多くのスタッフが必要になります。特に、①重い遺品や複雑な整理作業が必要な場合には、人件費が増加し、料金が割高になります。また、②敷地からトラックを止めるところまで距離が長い場合や階段がある場合にはスタッフの人件費が増え料金が高くなります。③敷地内にトラックが止められない場合も作業時間もかかりますので割高になるファクターです。

特殊な遺品の処理が必要な場合
有害・危険物や特殊な廃棄物の処理が必要な場合、それらの遺品の処分費用が追加され、料金が増える可能性があります。①家庭用の耐火金庫などの役所で取り扱いしないものがあります。②キャンプ用の燃料に使うガスボンベなど中身の入っている物の廃棄、③ピアノ・自動車など買い取りできないものの廃棄費用。このような特殊な遺品で廃棄処理が必要な物は割高になります。

追加のオプションサービスが利用される場合
特別なサービスや追加の作業が要求される場合、それらのサービスにかかる費用が追加されます。例えば、①遺品の保管や遺族の方へ配達する場合、②仏壇・遺影写真・人形などの供養の費用。②物置の解体費用などは、オプション費用として割高になります。

平均より割安になるケース

  1. 作業時間が短い場合:遺品の量が少なく、整理作業が比較的短時間で終わる場合、料金が割安になる可能性があります。①ご遺族の方が、整理・点検をしてご依頼の場合です。事前に遺品の中で貴重品や形見として必要な物を分別しておかれると作業時間が少なくなりますので料金もお安くなります。②事前に処分する遺品を搬出できるように準備した場合。この場合スタッフは整理分別と搬出のために袋に入れたりする時間が節約になるので料金もお安くなります。
  2. 特に処分する遺品が少ない場合:家財道具や家具などの販売価値の高い遺品が多く、廃棄物の量が少ない場合、廃棄の処理費用が抑えられ、料金が低くなります。①ご遺族の方が、事前に役所などで廃棄した場合は、廃棄する量が減るためお安くなります。②事前に遺品を売却または寄付、知人に譲るなどして遺品の廃棄量を減らした場合もお安くなります。
  3. 追加のオプションサービスが不要な場合:特別なサービスや追加の作業が不要な場合、料金が基本料金のみで済み、お安くなります。ご遺族の方が、供養の手配、特殊な遺品の処理などを行っていれば、当方のオプションが節約になりますので必要はお安くなります。

遺品整理業者から見積をとる際の注意事項

遺品整理業者から見積もりを取る際に、以下のポイントを確認することが重要です:見積りをとることは、金額を知るばかりでなく会社の姿勢などを知ることで安心・信用できるかを判断する材料になります。

見積もりは、会社を知り選択の材料にしましょう

電話口で返事などが親切かを確認しましょう

お問合せは、電話・メールが選べますが、なるべく電話でのお問合せをお勧めします。なぜなら、電話でのやり取りで会社の様子を知り選択の判断の一つになります。例えば、電話で料金を気持ちよく丁寧に教えてくれる。また、責任者が不在な時の折り返しもスムーズに電話をしてくれるなどは、高評価ですね。

現地見積りも時間をきちんと守ったかも大切

トラブルの多い会社の特徴の一つに時間が守られない、勝手に約束した日時を変更してくるなどが見られます。時間にルーズや変更を要求してくる場合は作業を依頼した場合も約束を守らないことも起きると考えておかなければなりません。このような場合、見積もりの料金がいくら安いからと言って安易に選ぶことの内容にしましょう。

アブない業者が見積りに来た時のセールストーク

見積もりをお約束してきていただいたら、次の点を観察し、該当するようでしたら、選択から外しましょう。
①服装は、一般的に作業服です。短パンやサンダル履きは要注意です ②上から目線、ため口の方も要注意です。③その場で契約を迫るなら、○○に相談して返事をするとその場で返事をしない ④「今契約してくれたら○○にしますよ」は、危ない業者の常套手段の場合が多いセールストークですよ。

見積書の見方と判断すべきこと

追加料金の有無を確認しましょう

見積書に明確な追加料金の記載があるかどうかを確認します。作業内容や特殊な処理が必要な場合に追加料金がかかるかどうかを理解しましょう。一般的には、現地で見積もりをした場合には、追加で費用がかかることはありません。見積書に追加料金が発生しないこと記載してもらうとよいでしょうね。

料金の明細がかかれているか

見積書に料金の詳細が記載されているか確認しましょう。作業内容や処理する遺品の種類に応じた料金が明確に示されているかを確認します。一般に、①トラック何台の廃棄量②スタッフの延べ人数③作業日数などの内訳がかかれます。これは、予定ですので、掲載の数量が超えても追加料金が起きないのですが、担当者に必ず確認いたしましょう。

有料の追加オプションの有無と料金が書かれているか

追加オプションやサービスが提供されている場合、それらの内容や料金が明記されているか確認します。必要な場合には追加オプションを選択することもできます。

会社情報と責任者印の有無を確認します

見積書には責任者の印があるかどうかを確認します。見積書は会社の正式な書類です。担当者が発行する物ではありません。正式な見積書には、会社名、会社の住所、電話番号と会社の公印が押されて発行するのが正しい見積り書になります。この会社の公印は大切な意味を持ちます。なぜなら、この見積りに従って契約した場合、約束を守らない時の対処として担当者個人の責任でなく会社の責任になるからです。

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